Windows 11 には TPM(トラステッド プラットフォーム モジュール)2.0 が必要です。Microsoft のサポートページによると、TPM 2.0 を使えるパソコンでも、設定でオフになっているだけのことがあります。特に、自作パソコンに使われる市販のマザーボードの多くは、既定で TPM がオフの状態で出荷されていると説明されています。
この記事では、Microsoft の手順にもとづいて、TPM のバージョンを確認する2つの方法と、TPM を有効にする流れをまとめます。
(確認元:Microsoft サポート「PC で TPM 2.0 を有効にする」。確認日:2026年10月6日。設定画面はメーカー・機種によって違います。手順は、パソコンやマザーボードのメーカーのサポート情報も確認してください)
方法1:Windows セキュリティで確認する
- 「Windows セキュリティ」を開き、「デバイス セキュリティ」を選ぶ
- 「セキュリティ プロセッサ」の項目があるかを見る。ない場合は、TPM が無効になっている可能性がある
- 「セキュリティ プロセッサの詳細」を選び、「仕様バージョン」が 2.0 であることを確認する
方法2:tpm.msc で確認する
- Windows キー+R を押し、「tpm.msc」と入力して「OK」を選ぶ
- 「互換性のある TPM が見つかりません」と表示された場合は、TPM が無効になっている可能性がある
- TPM の情報が表示されたら、「TPM 製造元情報」の「仕様バージョン」が 2.0 であることを確認する
Microsoft のサポートページには、仕様バージョンが 2.0 未満の場合、Windows 11 の要件を満たしていないと書かれています。
TPM を有効にする流れ
TPM の設定は、パソコンのファームウェア(UEFI BIOS)で管理されており、デバイスによって違います。Microsoft の説明では、次の流れで UEFI の設定画面に入ります。
- 「設定」から「回復」の項目を開き、「今すぐ再起動」を選ぶ
- 次の画面で、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「UEFI ファームウェアの設定」→「再起動」を選ぶ
- UEFI の画面で、TPM の項目を有効にする。項目は「Advanced」「Security」「Trusted Computing」などのメニューの中にあることがある
TPM の項目名は、メーカーによって違います(Microsoft のページでは、「Security Device」などの例が挙げられています)。わからない設定は変更しないようにし、メーカーのマニュアルを確認してから操作してください。
自作・BTO で気をつけること
- 自作パソコン:組み立てた後、Windows を入れる前に、UEFI で TPM とセキュアブートの設定を確認する
- BTO パソコン:Windows 11 を搭載した状態で届いた場合も、上の方法で、TPM 2.0 が有効かを確認できる
BTO と自作の違いは、BTOパソコンと自作パソコンの違い|保証・送料・納期を比べる5つの項目にまとめています。Windows 11 のほかの要件は、Windows 11のシステム要件で確認できます。
まとめ
- Windows 11 には TPM 2.0 が必要。使えるパソコンでも、設定でオフになっていることがある
- 確認は、Windows セキュリティの「デバイス セキュリティ」→「セキュリティ プロセッサの詳細」か、「tpm.msc」で行う
- 有効にするには、UEFI の設定画面で TPM の項目をオンにする。項目名はメーカーで違う
- 自作パソコンでは、市販のマザーボードの多くが、既定で TPM オフの状態で出荷されている
