Windowsには標準でWindows セキュリティというウイルス対策が入っていて、手動でスキャンできます。スキャンには、クイックスキャン・フルスキャン・カスタムスキャン・Microsoft Defender オフラインスキャンの4種類があります。Microsoftのサポート情報では、普段はクイックスキャン、感染が心配な時はフルスキャンやオフラインスキャン、と使い分けます。
この記事では、スキャンの始め方と4種類の違い、結果の見方、リアルタイム保護をオフにする時の注意を、Microsoftの案内にもとづいてまとめます。
(確認元:Microsoftサポート「Windows セキュリティ アプリのウイルスと脅威の保護」、「Microsoft Defender でウイルスまたはマルウェアのスキャンを開始する方法」。確認日:2026年10月6日。画面の名前は版によって違うことがあります)
スキャンの始め方
- タスクバーの検索で「Windows セキュリティ」と入力して、アプリを開きます
- 「ウイルスと脅威の防止」を選びます
- 「現在の脅威」の「クイック スキャン」を押すと、すぐに始まります
- ほかの種類を使うには、「スキャンのオプション」を開いて選びます
Windows セキュリティがオンで、デバイスが自動的にスキャンされている場合でも、必要に応じて追加のスキャンをいつでも実行できます(Microsoft)。
4種類のスキャンの違い
| 種類 | 何をスキャンするか(Microsoftの説明) | 向いている場面 |
|---|---|---|
| クイック スキャン | すべてのファイルとフォルダーのフルスキャンに時間をかけたくない時に便利 | 普段の確認。パソコンの正常性を見たい時 |
| フル スキャン | デバイス上のすべてのファイルとプログラムをスキャンする | 感染が心配な時。時間がかかる |
| カスタム スキャン | 選択したファイルとフォルダーだけをスキャンする | ダウンロードしたファイルや、外付けドライブの中身だけを調べたい時 |
| Microsoft Defender ウイルス対策(オフライン スキャン) | 最新の定義でスキャンする。再起動後にWindowsを読み込まずに行うため、永続的なマルウェアが隠れたり防御したりしにくい | 感染が強く疑われる時、インターネットに接続せずにスキャンしたい時 |
オフラインスキャンの注意
- 実行するとデバイスが再起動されます。開いているファイルは先に保存してください(Microsoft)
- Windows回復環境でパソコンを読み込み、クイックスキャンを実行します。終わると自動で再起動します
- 結果は、Windows セキュリティの「保護の履歴」で確認できます
スキャンを実行するタイミング
Microsoftのサポート情報では、デバイスが感染している疑いがある場合や、以前の感染が駆除されたように見える場合に、スキャンを開始するよう案内されています。感染の兆候として、次のものが挙げられています。
- 突然、いつもよりかなり遅くなる
- データ使用量が予想外に増える
- 予期しない広告やポップアップが出る
- Webを見ようとすると、まったく別のサイトに移動する
「ウイルスに感染しました」と全画面で警告が出る場合は、偽の警告(サポート詐欺)の可能性があります。偽のセキュリティ警告が出た時の対処を先に確認してください。
見つかった時と、許可した脅威
「現在の脅威」には、見つかった脅威が表示されます。Windows セキュリティは、脅威を隔離(検疫)します。「許可された脅威」に入れた項目には、Windows セキュリティは何の対処もしません。間違って許可した場合は、一覧から選び「許可しない」を押すと、次に検出した時に再び対処されます(Microsoft)。
リアルタイム保護をオフにする時の注意
「ウイルスと脅威の防止の設定」の「リアルタイム保護」は、一時的にオフにできます。ただし、Microsoftの説明では、
- オフの間は、開いたファイルやダウンロードしたファイルがスキャンされません
- しばらくすると、自動的にオンへ戻ります
- 特定のファイルやフォルダーだけを除外したい場合は、保護全体をオフにするより、除外を追加する方が安全です
また、互換性のあるMicrosoft以外のウイルス対策ソフトをインストールすると、Microsoft Defender ウイルス対策は自動的にオフになります(Microsoft)。有料ソフトを使うかどうかの考え方はセキュリティソフトは必要?Windows標準機能との違いにまとめています。
まとめ
- 「Windows セキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」から、手動でスキャンできる
- 普段はクイック、全体を調べるならフル、特定の場所ならカスタム、強い疑いがある時はオフライン(再起動あり)
- リアルタイム保護を止める時は、スキャンが効かない間は無防備になる。一部だけなら除外を使う
