無線LAN子機(USB の Wi‑Fi アダプター)は、説明書どおりにドライバーを用意して子機を USB 端子に差し、Wi‑Fi のネットワークを選んでつなぐのが基本の流れです。ドライバーが自動で入る製品と、メーカーのサイトから入れる製品があるので、最初に製品の説明書でドライバーの入れ方を確認します。2.4GHz と 5GHz の両方が使える場合は、ルーターとの距離や障害物を見て選びます。
この記事では、Microsoft・バッファロー・総務省・NTT東日本の案内にもとづいて、使い方とつながらない時の確認をまとめます。
(確認元:Microsoft サポート「Windows での Wi-Fi 接続の問題を解決する」、バッファロー「Wi-Fiルーターの周波数帯(6GHz帯/2.4GHz帯/5GHz帯)の違いについて」、総務省 電波利用ポータル「無線LANの屋外利用/上空利用について」、NTT東日本「通信速度の改善ポイント」。確認日:2026年10月10日)
使い始めの手順
- ドライバーの入れ方を確認する:自動で入る製品、付属や内蔵のドライバーを使う製品、メーカーのサイトからダウンロードする製品がある。インターネットにつながる別の手段(有線LANやスマホのテザリング)がない場合は、先に別のパソコンでダウンロードして USB メモリーで移す方法もある(Microsoft の案内にある方法)
- 子機を USB 端子に差す
- タスクバーの右下のネットワークのアイコンから、つなぐ Wi‑Fi(SSID)を選び、パスワードを入れる
パソコンにもともと Wi‑Fi が内蔵されている場合は、どちらでつながっているかが分かりにくくなります。[設定]→[ネットワークとインターネット]→[Wi‑Fi]の[ハードウェアのプロパティ]で、使っているアダプターの名前(説明)を確認できます。内蔵の Wi‑Fi と子機の両方が有効な場合は、デバイス マネージャーの[ネットワーク アダプター]で両方の名前を確かめてください。
2.4GHzと5GHzの選び方
多くのルーターは 2.4GHz と 5GHz の2つの周波数帯で電波を出していて、Wi‑Fi の一覧には別々のネットワークとして表示されます(Microsoft)。ルーターのメーカーのバッファローは、それぞれの特徴を次のように説明しています。
| 周波数帯 | 特徴(バッファローの案内) | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 2.4GHz | 5GHz より電波が遠くまで届く。同じ周波数帯の機器(Wi‑Fi ルーター・電子レンジ・Bluetooth・電話機など)が多く、電波干渉しやすい | ルーターから離れた部屋、別の階 |
| 5GHz | ほかの無線との干渉を受けにくく、高速通信が可能。壁や天井などの障害物に弱い | ルーターと同じ部屋や近い場所、動画などの大きな通信 |
バッファローは、必ずしも 5GHz の方が速く安定するわけではなく、ルーターから離れていたり別の階からつなぐ場合は 2.4GHz の方が安定する場合がある、とも案内しています。
NTT東日本は、無線LANの速度は機器間の距離や障害物、電波干渉に大きく左右され、規格によっては電子レンジなどの影響を受けることがある、と説明しています。つながりにくい時は、もう一方の周波数帯のネットワークに切り替えて比べるのが、Microsoft の案内にもある手順です。
5GHz帯のうち 5.2GHz帯と5.3GHz帯は屋内での利用が基本で、5.3GHz帯と5.6GHz帯では、気象レーダーなどとの混信を避けるための DFS 機能を備えることが、屋内・屋外を問わず必須とされています(総務省)。ベランダや庭で使う場合は、ルーターと子機の説明書で使える帯域を確認してください。
つながらない・遅い時の確認
- 規格をそろえる:NTT東日本は、100Mbps を超える速度で使うには、親機(ルーター)だけでなく子機も IEEE802.11n や 802.11ac などに対応している必要がある、と案内している。古い子機(11b・11g など)は最大速度が 100Mbps を下回る
- 周波数帯を切り替える:2.4GHz と 5GHz のもう一方につないでみる
- ルーターを再起動する:電源ケーブルを抜き、差し直して数分待つ(Microsoft。家の全員の接続が一時的に切れる)
- ドライバーを入れ直す:デバイス マネージャーの[ネットワーク アダプター]で子機を右クリックし、アンインストールしてから再起動する。Microsoft は、先にパソコンのメーカーのサイトからドライバーを手元に用意してから行うよう案内している(USB の子機の場合は、子機のメーカーのサイトで確認する)
- 有線と比べる:パソコンを LAN ケーブルでつないで速度を比べると、原因が Wi‑Fi 側か回線側かを切り分けられる(回線速度の測り方と、遅い時の切り分け)
このサイトの無線LAN子機の記事
型番ごとの対応規格や接続方式は、次の記事で整理しています。選ぶ時は、ルーターの規格(Wi‑Fi 5・Wi‑Fi 6 など)と子機の規格、対応 OS、ドライバーの入れ方を見比べてください。
- UGREEN Wi‑Fi 6 子機 AX900
- TP-Link Archer TX10UB Nano
- TP-Link Wi‑Fi 6 子機 Archer TX50UH
- TP-Link 無線LAN子機 AC1300
Bluetooth の機能を持つ子機もあります。Bluetooth 側の使い方は、USB Bluetoothアダプターの使い方を参考にしてください。
まとめ
- 最初にドライバーの入れ方を説明書で確認し、子機を差して Wi‑Fi を選ぶ
- 2.4GHz は遠くまで届きやすく、5GHz は干渉を受けにくい。つながりにくい時はもう一方に切り替えて比べる
- 5.2GHz帯・5.3GHz帯は屋内での利用が基本の帯域
- 遅い時は、子機の規格、ルーターの再起動、ドライバーの入れ直し、有線との比較の順に確認する
