LANケーブルは、カテゴリ(CAT)によって対応する通信速度が違います。光回線の 1Gbps のプランなら、NTT東日本はカテゴリ5e 以上のケーブルを案内しています。10Gbps のプランなら、10Gbps に対応するカテゴリ6A 以上が目安です(サンワサプライの表)。ただし、速度はルーター・パソコンの LAN 端子・ハブなど、経路の中で一番遅い機器で決まります。
この記事では、ケーブルのメーカー(サンワサプライ)と NTT東日本の案内にもとづいて、カテゴリの違いと、有線で速度が出ない時の確認をまとめます。
(確認元:サンワサプライ「LANケーブルのカテゴリ見分け方」、NTT東日本「通信速度の改善ポイント」。確認日:2026年10月10日)
カテゴリごとの違い
| カテゴリ | 最大通信速度 | 伝送帯域 | ケーブルの印字の例 |
|---|---|---|---|
| カテゴリ5 | 100Mbps | 100MHz | CAT.5 |
| カテゴリ5e | 1Gbps | 100MHz | CAT.5e |
| カテゴリ6 | 1Gbps | 250MHz | CAT.6 |
| カテゴリ6A | 10Gbps | 500MHz | CAT.6A |
| カテゴリ7 | 10Gbps | 600MHz | CAT.7 |
| カテゴリ8 | 40Gbps | 2,000MHz | カテゴリ8 |
(数値と印字の例はサンワサプライの案内による。カテゴリ5 が最大 100Mbps である点は、NTT東日本の案内とも一致する。同社の表にあるカテゴリ7A は省いた)
サンワサプライは、カテゴリはケーブルの表面に印字されていることが多く、印字がない場合は配線規格の名前から判断できる、と案内しています。また、上位のケーブルは下位の規格の機器にも使えます(上位互換)。
速度は「一番遅い機器」で決まる
NTT東日本は、ルーター・ハブ・LAN ケーブル・LAN カードなどのどれか1つでも 10BASE-T や 100BASE-TX にしか対応していないと、最大の速度は 10Mbps や 100Mbps になると説明しています。100Mbps を超える速度で使うには、機器を 1000BASE-T に対応したものにそろえ、カテゴリ5e 以上のストレートケーブルを使う必要があります。
パソコンの LAN 端子の規格は、カタログや説明書の「通信機能」「外部インターフェイス」「LAN」「ネットワークコントローラー」などの欄に、「1000BASE-T」「1000Mbps」「1Gbps」などと書かれています(NTT東日本)。
選び方の目安
| 使い方 | ケーブルの目安 |
|---|---|
| 1Gbps の光回線・1Gbps の LAN 端子 | カテゴリ5e 以上(カテゴリ6 でもよい) |
| 10Gbps の光回線・10Gbps の LAN 端子 | カテゴリ6A 以上(サンワサプライの表で 10Gbps に対応) |
| 2.5Gbps・5Gbps の LAN 端子やアダプター | 機器の説明書が推奨するカテゴリを確認する |
| 手持ちのケーブルのカテゴリが分からない | ケーブルの印字を確認。読めない・古いものは買い替えを検討 |
2.5Gbps・5Gbps の速度は、上のカテゴリの表には載っていません。使うケーブルは、ルーターや LAN アダプターの説明書が推奨するカテゴリに合わせてください。
有線で速度が出ない時の確認
- ケーブルのカテゴリ:印字が CAT.5(カテゴリ5)なら、最大 100Mbps
- パソコンの LAN 端子の規格:100BASE-TX までなら、最大 100Mbps
- ルーター・ハブの LAN 端子:途中に古いハブをはさんでいないか
- 差し込み:コネクターがしっかり差さっているか、別の LAN 端子で試す
- 回線側:上の4つに問題がなければ、回線の混雑など外の要因も考えられる(回線速度の測り方と、遅い時の切り分け)
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まとめ
- カテゴリ5e・6 は最大 1Gbps、6A・7 は最大 10Gbps(サンワサプライ)
- 1Gbps の回線ならカテゴリ5e 以上、10Gbps ならカテゴリ6A 以上が目安。2.5Gbps・5Gbps は機器の説明書の推奨に合わせる
- 速度は経路で一番遅い機器で決まる。100BASE-TX の機器が1つあれば最大 100Mbps(NTT東日本)
- カテゴリはケーブルの表面の印字で確認できる
